こんにちは、あーとさんぽぽん(Artsanpopon)です

今回は2017/10/15まで京都で開催中の「東アジア文化都市2017京都『アジア回廊現代美術展』」についてです。
「東アジア文化都市」は日本・中国・韓国の3カ国で、東アジア域内の相互理解・連帯感の形成を促進し、多様な文化の国際発信力の強化を図ることを目指し、2014年に始まった国家プロジェクトです。日本では過去に横浜市、新潟市、奈良市が選ばれ、2018年は金沢市が候補都市に挙がっているようです。

以下に私の総評を簡単に。

【感想】
昨年の奈良市では、東大寺や薬師寺などの著名7社寺を会場に大規模な展示が行われたようですが、今回は二条城と京都芸術センターの2カ所が会場だったため、コンパクトに展示をみることができた。
・二条城内で今回会場として使われていた場所(台所)は普段非公開の場所なので貴重感があった。二条城が本展示に当たって「掘らない、文化財を傷つけない」以外はOKの姿勢だったとは意外だった。作品は二条城内に点在しており、お城全体を見てまわる配置になっていて、展示作品の幾つかも場所にマッチしていて見応えがあった。

・西京人の展示が面白かった。コンセプトが本プロジェクトにぴったりだと思った。

・私が個々の作品自体のコンセプトを理解できていないのが問題だと思うが、二条城には見た目の良い作品が多く、キチンとした作品が多かったように感じる。京都芸術センターは対照的にもう少し荒っぽい作品が多かった。

・大体どこの芸術祭に行っても芸術祭渋滞は起きているが、さすが京都。観光地としての二条城来場者の方がアジア回廊訪問者数よりはるかに混雑していたのが印象的だった。歴史おそるべしですね。

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作品鑑賞の所要時間は二条城2時間、京都芸術センター1時間半くらいだったと思います。

では、では

東アジア文化都市2017京都 -アジア回廊- 現代美術展
期間:2017年8月19日(土) 〜 10月15日(日) 58日間
会場:二条城、京都芸術センター
主催:「東アジア文化都市2017京都」実行委員会、京都市、文化庁
公式ウェブサイト:https://culturecity-kyoto.com/