こんにちは、あーとさんぽぽん(Artsanpopon)です


今回は、『ミュンスター彫刻プロジェクト2017』についてです。

1976年から10年ごとに開催されている本プロジェクトは、ドクメンタとは異なり、第一回目から同じキュレーター、カスパー・クーニヒ氏によって長期的な目線で作り上げられていることが特徴です。また、プロジェクトが始まったきっかけは、市によるジョージリッキー氏の「三枚の正方形」の買い入れを巡り賛否の議論が巻き起こったことで、市民に現代アートに接してもらう機会を目的に始めたようです。


そして今回はTime/Space/Bodyをキーワードに、35名の世界のアーティストによって公共対個人の関係性や、デジタルの時代における身体性をテーマにした作品をみることができます。以下に、私が見終わって感じた点をざっとまとめました。

【あーとさんぽぽん的感想まとめ】


・作品を見終わった後に、彫刻プロジェクトだよね?と首を傾げてしまったのが正直なところ。新作には"The 彫刻" 的な作品はあまりなかったように感じた。


・新作は"The彫刻"的な作品ではなく、ダンスやら映像が多いな、という印象。彫刻の新たなあり方の模索なのかな?


・体験型というか、作品理解のためには実際に自分の目でみてみないとわからない作品が多数あった。写真で撮って満足族へのアンチテーゼ?


・ポケモンGOよろしく、デジタルの可能性を盛り込んだ作品には驚ろかされた。


・ドクメンタをみた後だと少し物足りなさを感じるかも?


次回から個々の印象深かった作品をご紹介したいと思いますが、全体的にはこんな感じ。特に私はドクメンタを見終わった後の訪問だったので、どこか牧歌的というか柔らかい空気が作品から発せられていたように感じました。政治的な何か、ではなく実験的な展示のように感じましたが、行かれた方はいかがでしたでしょうか。


では、では